溺れる彼の恋心
(義月粧子/須賀邦彦/リンクスロマンス)
飲食店に勤める一哉は交通事故で腕に怪我をし、初めての恋人に手酷く振られ、惨めな生活をしていた。寂しさを埋める為、男だけが集まるバーに向かった一哉は、知りあいの竜二に声をかけられる。地味で後ろ向きな性格の自分とは違い、華やかな容貌で経験豊富な竜二の誘いに心惹かれ、家までついていく。しかし、失恋したばかりなのに、すぐに別な男に惹かれる自分が節操のない人間に思え、二度目の竜二の誘いを断るが…。
欲しいな、と思ったときに手に入らなかったのを最近思い出して中古本購入。
「アリバイ」のスピンオフらしいが、2000年発売の本のストーリーなんて覚えちゃいない。単独で読んでも大丈夫だろう…と言い聞かせつつ読み進め、読了と同時に何となく「アリバイ」自体もわかってきたような。これって著者的には「アリバイ」の続編…というか、一哉救済編なんだろうなぁ。前作で当て馬的存在で登場し、亨にあっさり振られた(のだろう)一哉を救済してほしい…という声がファンから著者に届いていたのではないか(と推測)。同人誌で発表した後出版という経緯からも、本屋で買えるようにして欲しいという要望が強かったのでは。
まぁ前作を知らなくてもBL的勘の良い人なら納得の1冊。
でもイラストレーターは雪舟薫さんが良かったな。多分、前作はイラストレーター買いしたに決まってるんだから(笑)
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