鳳凰に抱かれて
(柳まこと/タカツキノボル/クロスノベルズ)
金のために夢のために、ホストクラブの面接を受けた英司は、明らかに堅気ではない雰囲気を漂わせたオーナーの辰川に愛人にならないかと囁かれ、反射的に殴り飛ばしてしまった!慌てて逃げ出すさなか、辰川がヤクザだと知った英司は報復を恐れて身を隠そうとするが、あっけなく追い詰められてしまう。押さえつけられ裸にされ、背中に舞う鳳凰を見せ付けられた英司は、抵抗するすべもなく抱かれてしまうが…。
寝る前に読了。
ちょっとしたエンターテイメントを求めて年末に買った本だったが、意外に英司のキャラがツボだったので良い買物だったと自画自賛。個人的に「貧乏(倹約家?)受け」がツボなのは、BLの攻めキャラが顔・体格・お金と三拍子揃ったキャラが多いからかもしれない。受けキャラの倹約っぷりに振り回される攻めキャラを眺めて黒く微笑む読者A…(笑) ストーリーは判で押したようなヤクザ型なので、ピンポイントでキャラ設定を楽しめる人向きかも。
とにかく楽しめたのは、「お金は友達」と言い切る英司のキャラ設定。お金好きなあまり、偽札鑑定までできるなんてプロ!!!と正直に感嘆。 そして500円玉。交通事故を恐れず拾う500円玉。辰川にアパートで捕獲されたあと、自宅のあちこちに500円玉を隠して回るエピソードも真剣なのにどこかコミカルで微笑ましい。それを見つけた辰川が500円玉をこっそり増やして反応を見る…というのも、なんだか庶民ぽくて笑ってしまった。若頭補佐なんだから、札束ドーンで勝負すればいいのに(笑) その500円玉の行方は柳さんのサイトで番外編として読める(本編PASSが必要)。
主人公である英司は、男嫌いで女性大好き。その理由は悲惨ではあるが、納得できるので違和感なく物語に入り込める。ただ、この本には英司側から見た辰川との恋話と、辰川側の事情を含んだ流れがあって、その2つの流れが上手く馴染んでいないように思えた。思い切って辰川の仕事方面には触れるだけくらいの構成がシンプルで良かったのではないかなあ。せっかく英司の父親が高学歴のろくでなし設定なんだし。しかし辰川はヤクザらしくなかった。『拳銃持ってて墨入れてるけど一般人』の方がインパクト強かったかも(ヲイ)。
ところで、この本で気づいた「倹約家フェチ」。聞かれてないが、オススメの倹約家キャラ本は芹生はるかさんの「プライム・タイム」シリーズ。ちょっと懐かしめで魔鬼砂夜花さんの「俳優(アクト)と家政夫(メイド)」シリーズ。どちらも二見シャレード文庫。魔鬼さんの本は汚部屋を片付けるっていう設定が新鮮だった。この時代のシャレードはおもしろい本が多くて、全巻読破した記憶がある。いまは小粒の本がおおいなあ、と思うのは歴史を知ってるからか(笑)
子ども時代、500円玉を部屋中に隠して紛失した経験が…
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コメント
「長い長い秋休み・・・」管理人のまぴです。
リンクありがとうございました。
椋木さまの紹介と感想、読みやすくて面白くて、私も貼らせて貰いました。
今後ともよろしくお願いいたしますね。
投稿: まぴ | 2009.01.13 10:09
まぴさん
こんにちは!椋木です(^^)
嬉しいコメント&訪問ありがとうございます~!
まぴさんのブログの「ごあいさつ」を読んで以来、絶対にリンクを貼ってお知り合いになろうと狙ってました。私も5年前くらい前の人生の冬休みにBLにハマッたクチなので、年間1000冊仲間です(笑)
まぴさんの記事は文字数は少ないけれど、とてもわかりやすくて羨ましいです。選ぶ本も自分とは少しカラーが違うので、読む本を選ぶときにとても参考になります。タイトルの横の☆がね!すごく嬉しいんです(*^-^)
飽きないように、ゆっくりと丁寧にブログを更新していく予定です。リンク&コメントに感謝してます!
これからよろしくお願いします!m(_ _)m
投稿: 椋木 | 2009.01.13 20:34