椹野道流

2005.03.17

暁天の星

『暁天の星  鬼籍通覧 1』   (椹野道流/山田ユギ/ホワイトハート)

法医学教室の朝は解剖で始まる―「あっ、先生!いま、二つに切ってしもうたんが副腎ですわ」「…こんなとこにあったっけ、副腎…」法医学教室の新人・伊月崇の毎日は、目下、このように驚きと発見の連続なのである。そんなある日、一人の女性の遺体が運ばれてきた。やがて現れ始めた奇怪な謎とは!?ルーキー伊月が、心優しき刑事・筧と、伏野先輩と共に遭遇する、奇妙な事件の数々。

ノベルズと文庫をダブリ買いしていたのでとりあえず両方読破。さして内容に変化は無いが、文庫は山田ユギさんのイラスト付き。これは意外に付加価値が大きい。ノベルズには挿絵が一切無かったから(章ごとの扉絵以外)、主人公その他のイメージが掴みにくかったのだ。よく考えれば小野不由美さんの「十二国記」シリーズもホワイトハートにはイラストが付いていた。講談社文庫とホワイトハート。同じ出版社が違う文庫で同じ本を出してどうするんだ、と思ったものだが、どちらを買うかの決定打はイラストだった。イラストって大事だよね。うん。

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2005.03.06

蔦蔓奇談

『奇談』シリーズより 『蔦蔓奇談』  (椹野道流/あかま日砂紀) 講談社X文庫

「できるだけ早く、帰ってきますね」―ひとりは、さびしいから。そう言って、微笑って父のもとに出かけていった敏生の、なつかしい、可憐な姿。―冷たい父だった、という。優しい言葉ひとつ、かえてもらえなかったという。けれど、死期が迫ったとき、彼は突然、息子に言って来たのだ。会いたい―と。(…何か、胸騒ぎがする…)天本の予感は、まさに的中しようとしていた。


椹野道流さんの『奇談』シリーズの中から1冊。

一昨年に中古でシリーズ買いして以来ずっと積読していたが、今回『海月奇談』まで読破したのでご紹介。まずはシリーズの触りを紹介することに。主人公・敏生は精霊と人間のハーフ。行き倒れていたところをゴースト(妖怪?)バスターの天本森に拾われ助手として仕事を手伝うことに。敏生は森を師匠に精霊としての能力を開花させていく。様々な事件を解決する中で自分を知り、森を知って成長していく…という感じ。現在24冊(以後続刊)。ドラマCDオリジナルシナリオを入れると27冊。ドラマCDは聴いていないが、まだ続いているシリーズなのでこの先も紹介する可能性大。
今回はその中で印象の強かった本をシリーズを絡めて1冊レビュー。

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