獣の奏者 Ⅰ闘蛇編 Ⅱ王獣編
(上橋菜穂子/浅野隆広/講談社)
けっして人に馴れず、また馴らしてもいけない獣とともに生きる、宿命の少女・エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに……(Ⅰ闘蛇編より)。
ヒロイックファンタジーなので記事を書くか迷ったが、どうしてもこの本の感想を吐き出さないと次へ進めない。文字のチカラって凄いと感嘆。たまたま深夜にアニメを目にして興味を持って手に取った本だけれど、アニメでは単純化されていた部分を文字で読むと、物語の奥行きとなって広いファンタジー世界を作り出していた。文字でしか表現できない世界を久々に味わった感覚。闘蛇編に比べて王獣編はややバランスが悪いので、文庫落ちしてから読むと価格的にはちょうど良いのかも。
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