コミックス

2009.11.28

35度の恋愛熱

(高井戸あけみ/芳文社)


世界一消極的な恋をしていた薬剤師・本田は想い人の須藤から告白されてしまった! さらには悪評高きゲイ薬剤師・佐橋にも迫られ、流されるように抱かれてしまう。いきなり襲う恋の高熱に浮かされ、二人の男の間で揺れ動く魔性の受、本田くんに特効薬はあるのか!?


 うっかり読破。

 高井戸あけみさんの本が読みたくて、再購入して立て続けに読んでいたら、人物の描き分けというものができない作家さんなのか…と、この期に及んで気づいた。BFCシリーズとか結構読んできたのになあ(苦笑) で、最後に読んだのが、「35度の恋愛熱」。少しだけ今までの本と趣が違って、大人の事情を描き出している。でも、千花くんという愛玩用キャラも出てきて、なかなかおもしろかった。

続きを読む "35度の恋愛熱"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009.10.12

片道切符 【全6巻】

(和田尚子/集英社文庫)


優等生の麻里は、自由奔放で自分と正反対の武来に密かな想いを寄せていた。受験を控え、麻里は高校生活最後の想い出に、ある「嘘」で武来に近づこうとするが…!?


 シリーズ6巻(文庫版)読破。

 正直、泣けた……。泣けるコミックスを探していた意味では正鵠を射たのだが、6巻ほぼ泣き通し(そして徹夜・汗) どっかおかしいんじゃないかというくらい泣いた。あーこんなに泣けるなんて驚いたっ(滝汗) BLではない異性間だからこそできる恋愛は、ある意味とてもツライ。恋愛が生み出す切なさを通り越した痛みや辛さを疑似体験できる貴重なシリーズ。Mな人に 泣きたいときにオススメ。

続きを読む "片道切符 【全6巻】"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.08.12

満員御礼 上巻

(真生るいす/ミリオンコミックス)


東京は下町、両国あたり。土俵舞台に青春をかける青年たちが住んでいる。いなせで粋な名人目指す、呼出し序二段の鈴木誉もそのひとり。そんな誉に恋したのは、でっかい会社のドラ息子、久保田梶之助。日々の苦楽もなんのその。角界ロマンス、ついに誕生!


まさかの「相撲っ!?」と思ったけれど、、、意外におもしろかった一冊。


久しぶりの記事に角界ロマンスはどうかとおもったけれど、これを読めば相撲取りが格好良く見えてくるから不思議な感じ。切り口に意外性があるので、相撲が苦手な人でも大丈夫かと。…というか、メディアで流れている相撲のネガティブな部分をカットして、上澄みをBLという夢物語にした感じ。上手いなあ、この作家さん!

続きを読む "満員御礼 上巻"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.02.18

幸運の理髪師

(長門サイチ/キャラコミックス)


地味で冴えない青年・司が、あっという間に人気俳優に大変身!したてたのは、美貌の腕利き理容師・那智。一目惚れの初恋に、超奥手の司は告白もできない。足繁く店に通っては、献身的なお手伝いが精一杯。そんな司の前に、那智の元カレが現れて―――!?


 こちらも書店員オススメポップで購入。

 ストーリー自体は、年上の主人公が冴えない高校生を自分好みに育てる様子を描いていて、設定も理髪師と俳優で、BLでは割とよくある展開。それにしても絵を見る限り、丁寧な仕事をする作家さんだなあと感心した。ギャグっぽいコマは頭身が縮むのだが、細部も丁寧に書き込まれていて、何だか本編とは関係ないところで感心してしまった。でも書き込みすぎかといえば、そうでもないところが上手い。絵は水名瀬雅良さん系だろうか。どちらかというと恋愛よりほのぼの路線だが、続編が出るなら読んでみたいと思わせる1冊だった。

続きを読む "幸運の理髪師"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.02.17

センチメンタルガーデンラバー

(小椋ムク/マーブルコミックス)


野良猫のフジは名前をつけてくれた優しい人間の比呂が大好き。ずっとそばにいたいけれど比呂のところには時々くる恋人らしき男がいた。最近その男が比呂に乱暴するようになったのをフジは知っている…。でも猫だから何もできない…。比呂を守るカラダが欲しい。神様、比呂を包み込める大きな手をください…!


久しぶりの書店で店員オススメポップの熱意に絆されて購入。


なんちゅうカワイイ話なのかッ!? …というのが表題作を読んだ第一声。猫を飼っていない著者が猫主体の話を描くというのも不思議な感じだが、それがキャラに独特の動きを与えているように思える。ファンタジーの非現実的な感じがすごく絵に合ってて良かった。ふんわりしたお話を読みたいときにオススメ。

続きを読む "センチメンタルガーデンラバー"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.07.15

テッペンカケタカ

(石原理/ミリオンコミックス)

ジョン・レノンの亡くなった年の暮れに生まれた龍園寅次郎。そして、ふたつ年上の幼なじみ・さくら。不遇の子ども時代、ふたりは互いへの絶対的な信頼だけを支えに暮らした。お前は俺のものだから。俺はお前のものだから。互いに人生を賭けた、男達の物語がはじまる!!


 これ読んだことあるなぁ…と数ページで気づいたが、どんどん物語に引き込まれていってアッという間に読み終えた。読後の満足感に浸りつつも、ただ、どこで読んだのかが思い出せない。石原理さんのコミックスは新装版が多いから、これもそのひとつだったか、滅多に買わない雑誌を買ったときだったのか。

 それにしても石原理さんの描く男性は、格好良くて、オトコマエで、時々可愛い。行動には一本筋が通っているから、読んでいて気持ち良く浸れる。リアル世界は不条理な世の中なのに、石原世界は義理人情が通じる世界。まるでアクション映画を見るように、ときどき飛び込みたくなる世界なのだ。

続きを読む "テッペンカケタカ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.06

男家!!(Danke!!)

(須貝あや/B's-LOG COMICS)

7年前に両親を亡くした二階堂家は、男ばかりの7人兄弟。エリートリーマン、漫画家、大学生から小学生………。

そろいもそろってイケメンだらけの大家族はいつも大騒ぎ! 個性豊かな兄弟達に囲まれた五男の睦は、慌ただしい暮らしに我慢しきれず、「普通の家族」に憧れるけど…。

大好評★イケメン大家族コメディ単行本化!!


「男家!!」がDanke!!と読むと知り、大笑いして購入決定。

BLではないが、男ばかりの家で家族愛満載の大家族コメディ。菅野彰さんの「毎日晴天!」シリーズに通じるおもしろさがあるかと。今後BLに変化したら人数がいる分楽しいと思うのだけど、エンターブレインでBLはムリか…(チッ)。親を亡くして兄弟で肩を寄せ合って生きている、というだけの話なのに、兄弟が全員主役、毎回兄弟の誰かにスポットが当たりストーリーが展開していく…という、、、一話読み切り、サザエさん方式?のハートフルコメディになっている。BLに疲れたときに、心癒される1冊となった。

このままじゃ、長男が生涯独身になりそうだけど、それはそれでおいしい楽しい展開かも。

続きを読む "男家!!(Danke!!)"

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008.05.22

この恋は秘密

(あじみね朔生/ビーボーイコミックス)

伯爵の箱入り息子であるアルヴィンは、インドで出会った褐色の肌を持つクールな男、ラジールを執事として連れ帰る。アルヴィンの一目惚れから始まったこの恋は、身分差をも超えて密かに激しく…。アルヴィンの友人、将校オスカーの戦場での愛も収録。執事×ご主人様の英国貴族主従ロマンス。


サラッと一読して、なんだか違和感。

もう一度読んでみて、あぁ、なんだか同人誌っぽいノリなんだ。と理解した。とにかくキャラが縮みすぎ。回想シーンは良いとしても、ストーリー内で何度も頭身が変化するので、ちょっとクドい。特に、シリアスなシーンで3頭身ってどうなの、って感じ。ラブコメ仕立てにしたい気持ちはよくわかったけど、もっとメリハリをつけて描いて貰った方が読みやすかったかも。

あじみね朔生さんの絵は嫌いじゃないので、次回に期待。

続きを読む "この恋は秘密"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.05.15

群青学舎1~3巻

(入江亜紀/BEAM COMIX)

ひらかれた門、ひびく鐘の音、葛絡まる学舎に、いま集まる青春の群れ――。(1巻帯より)

時が経ってきみが知るのは、それが短く、鮮やかで、満ち満ちた時間であること――。(2巻帯より)

無邪気ですなおで秘密がなく、白日のもとに赤裸々で、まっすぐ生きる美しさ――。(3巻帯より)


非BLのコミックス。

BL好きのブロガーさんがブログの中で推薦していたので、買ってみた。読み切りを詰め込んだ掌編集といったところだろうか。1~3巻にかけて後日談のように続いているお話もあるが、内容はちょっとしたおとぎ話っぽい。何より絵が木訥で、淡々と進むストーリー展開と細い描写はスケッチや風景画のような印象が残るのだ。コミックスでしか表現できない余韻は、読み切りのテーマが難しいものであっても、それを感じさせない軽さで問いかけてくる。これって文学に近いものがあるのかも。

続きを読む "群青学舎1~3巻"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.04.29

人生は結果オーライ!

(作画:上総かける 原作:杜山加英)

1998年のある日、セイの前に突然現れた扉の先には謎の男・
比呂志がいて、ここは2004年だと言い…!?
タイムスリップ体質のセイと天才ショパニスト比呂志の、時空を越えた同居人生スタート!!

1巻から新刊を追いかけてきたが、12巻でようやく完結。

BLか?と言われると、出てくるカップリングは♂×♂ばかりなので多分BL。けれど直接的な描写は出てこないので、低年齢層を狙って出したシリーズだったのかも。

個人的には結構好きだったが、原作が好きなのか、作画の表現が好きなのかの問いは微妙。いや、もしかすると、原作だけの方がおもしろかったのかも…という気配はある。とにかく最初の数巻(オリヒロ少年時代)は描き手が楽しい!と思って描いてる空気が伝わってくるので、読む本に困ったときにでも手に取る価値はあると思う。ただ、ショパニストという呼称には最後まで「アデージョ」的な匂いが付きまとっていたが…

続きを読む "人生は結果オーライ!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧